日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2009年年会講演予稿集
セッションID: 1L26
会議情報

分布関数を用いたロットゲーリングファクターと粒子配向の関係の考察
*古嶋 亮一田中 諭加藤 善二植松 敬三
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
高磁場により粒子の結晶軸をそろえた材料は、配向方位により、誘電率などの電気的諸特性が向上することが知られている。粒子の配向度は、X線回折ピークの結果から計算することができ、ロットゲーリングファクター(L.F.)という配向指標を得る。L.Fは、材料中の粒子の配向状態を反映したものではないため、配向状態を評価する指標としては現状不十分な点を有している。本研究では、粒子の配向状態を分布関数を用いて仮定し、L.F.を解析的に求めた。これにより粒子の配向状態とL.F.を関連付け、L.F.の配向評価指標としての特性について考察した。解析の結果、L.Fは配向粒子数と非線形な関係であることがわかった。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2009
前の記事 次の記事
feedback
Top