日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2009年年会講演予稿集
セッションID: 1A36
会議情報

THzエリプソメータによるチタン酸バリウム単結晶の複素誘電率測定
*浅林 慶一郎保科 拓也武田 博明鶴見 敬章
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
本研究ではTHzエリプソメータと改良を施した解析プログラムを用い、室温でBaTiO3単結晶のa軸、c軸の複素誘電率スペクトルを反射測定のみで直接測定した。それとは別に、偏光反射率とfour-parameter-semi-quantumモデルを使う従来の解析方法を用い、複素誘電率スペクトルを決定した。その結果、モデル解析で得られた複素誘電率スペクトルはエリプソメータで測定したものと同じ傾向を示し、報告されている赤外活性の各フォノンが見られた。また、本研究によってFPSQモデルの解析で得られる複素誘電率は直接測定と同様の正確さが得られることが分かった。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2009
前の記事 次の記事
feedback
Top