抄録
微小光学素子の中でも、球状素子はWGMと呼ばれる光共振現象を示し、効率よく光を閉じ込めることができる。StM法(Surface tension Mold technique)は、溶融状態のガラスが液体状態で高い表面張力を持つことを利用し、基板上で液滴を形成して球状の素子に成形する作製法であり、Q値の高い球状素子の作製が可能であると考えられる。本研究ではNd3+をドープしたソーダライムガラスを波長可変のTi:Sapphire レーザーで励起し、超半球ガラス素子のQ値が、形状や大きさによってどのように変化するかを明らかにした。