日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2009年年会講演予稿集
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新規強誘電性ナノ結晶化ガラスの創製と電気光学効果
*山澤 朋也本間 剛小松 高行
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抄録
ニオブ酸ストロンチウムバリウム結晶 SrxBa1-xNb2O6(SBN),(x=0.25~0.75),は極めて大きな電気光学効果を示すことで知られている。本研究では、熱処理による結晶化によってSrO-BaO-Nb2O5-B2O3ガラスから、正方晶タングステンブロンズ構造のSBNナノ結晶から成る結晶化ガラスを作製した。  Sr0.5Ba0.5Nb2O6とSr0.61Ba0.39Nb2O6のナノ結晶は、約20~40nmの棒状の形で、強誘電性を示すことが明らかとなった。これらのSBNナノ結晶化ガラスは、特に、波長1.55μm近傍での十分な透明性を有しており、電気光学効果の発現も確認された。
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©  日本セラミックス協会 2009
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