日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2009年年会講演予稿集
セッションID: 2P072
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さまざまな欠陥を導入したZrペロブスカイトの蛍光と残光
*竹本 稔廣田 哲也井川 博行
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抄録
BaZrO3においてTiの導入、Baあるいは酸素の欠損を導入した試料を固相反応法で作製し、蛍光および残光を調べた。Tiの導入により励起波長270 nm、発光波長435 nmを中心とする蛍光スペクトルが新たに観測された。焼成時の還元性を高めるとTi置換試料では蛍光は強くなり、残光は持続するようになる。逆にTi添加試料では蛍光は弱くなり、残光の持続性は悪くなる。また、Ti量を増加させるとTi置換試料、添加試料どちらも蛍光は弱まり、残光性が悪くなることを見出した。
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©  日本セラミックス協会 2009
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