抄録
酸化チタンナノ粒子の調製方法について検討を行った。市販の酸化チタン粉体を部分的に溶解させた後、分離や加熱処理を行うことで酸化チタン粒子の微細化と高結晶化を試みた。ST01(石原産業社製)を用いた場合、アンモニア濃度により結晶子径の制御が可能でコントロールすることが可能であった。また、ST01を微細化した試料では、出発原料であるST01と比較して約1.2倍のアセトアルデヒドガス分解速度を示した。一方、P25(日本アエロジル社製)を用いた場合、出発原料であるP25の約1.9倍のガス分解速度を示した。