日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2009年年会講演予稿集
セッションID: 3A07
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新規(Bi1/2Na1/2)TiO3系強誘電体の作製と特性評価
*大島 有美子野口 祐二宮山 勝
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抄録
鉛系リラクサー強誘電体は、巨大な圧電特性を示すことから、サイエンス・テクノロジーの両面から注目されている.一方で、昨今の環境問題の観点から,非鉛強誘電・圧電体の開発が緊急な課題となっている。 (Bi1/2Na1/2)TiO3(BNT)は優れた圧電性を示す非鉛強誘電体として注目を集めている。我々のグループでは,鉛系材料を代替可能な非鉛系圧電体の創製を目的としてBNTをベースとする材料開発を行っている。Pb(Mg1/3Nb2/3)O3系およびPb(Zn1/3Nb2/3)O3系では、Bサイトにおける電荷不均質性と構造不均質性が巨大な電場応答を示すPNR(polar nanoregion)の起源であると考えられる。また、Ba(Mg1/3Nb2/3)O3 (BMN)は高い誘電率と低い誘電損失を併せ持つ物質として期待されている。本研究では、電荷・構造不均質性をBNTに導入するために、BNT-BMN固溶体セラミックスを作製して、物性評価を行った.
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©  日本セラミックス協会 2009
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