日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2009年年会講演予稿集
セッションID: 3A10
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トリエタノールアミンを用いた前駆体法によるBIT強誘電酸化物前駆体の調製と性質
*橋本 淳梶原 隆史郡司 天博阿部 芳首
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抄録
強誘電材料として知られるチタン酸ビスマス(Bi3Ti4O12, BIT)の代表的な作成法に、ゾル・ゲル法やMOCVD法がある。しかし、これらはゾルの縮合安定性が低く、装置コストが高いなどの課題がある。これまでに、我々はY, Ba, Cuのアセト酢酸エチル(Hetac)錯体とトリエタノールアミン(H3tea)との反応により、均質性や溶解性が高く縮合安定性に優れたYBCO系超伝導酸化物前駆体が調製されることを報告してきた。そこで本研究では、Bi及びTiのアセト酢酸エチル錯体とトリエタノールアミンとの反応により合成したBIT前駆体から強誘電体薄膜を調製し、その物性を評価したので報告する。
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©  日本セラミックス協会 2009
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