日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2009年年会講演予稿集
セッションID: 3F01
会議情報

交互積層法により作製したKeggin型ポリ酸/TiO2複合化薄膜の光触媒活性
*柳田 さやか中島 章佐々木 高義磯部 敏宏亀島 欣一岡田 清
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
酸化チタン(TiO2)にそのバンドギャップに相当する380nm以下の波長の紫外光を照射すると、電子励起により内部に電子と正孔が生成する。光触媒の活性を向上させるには、他種物質との複合化などで電荷分離効率を上げることが有効と考えられている。我々はこれまでにヘテロポリ酸の一種である12-タングストリン酸(PW12)とTiO2を組み合わせて二つの光励起中心を連結させた系(Z-スキーム)において、高活性の透明光触媒薄膜の作製に成功している[1]。本研究ではPW12と同様のKeggin型構造を持ち、PW12とは異なる酸化還元電位を有する12-タングストケイ酸(SiW12)とメタタングステン酸(H2W12)を用いて複合体透明薄膜を作製し、光触媒活性と活性の入射波長依存性について検討した。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2009
前の記事 次の記事
feedback
Top