日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2009年年会講演予稿集
セッションID: 3J07
会議情報

アルコール縮合反応を利用した有機修飾ホウケイ酸塩系ガラスの新しい低温合成法
*井原 梨恵高橋 雅英徳田 陽明横尾 俊信
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

環境問題への関心の高まりから、様々な機能性材料の低環境負荷合成法の開発が活発に行われている。特にガラス材料は、その製造過程で1000℃以上の溶融プロセスは不可欠であり、全く新しい合成法による、機能性ガラス材料の低温合成法の確立は火急の課題の一つである。我々は近年、酸塩基反応やアルコール縮合による低温無溶媒反応を用いた種々の有機-無機ハイブリッド材料を報告している[1]。本研究ではホウ酸とアルコキシシラン化合物を無溶媒・無触媒で常温~300℃で反応させる事で、有機修飾されたホウケイ酸塩系のハイブリッドガラス材料を作製することに成功した。

著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2009
前の記事 次の記事
feedback
Top