主催: 公益社団法人日本セラミックス協会
有機無機ハイブリッド材料は様々な光学素子への応用が期待されており、多機能化を目指し様々な機能性素子作製の研究が行われている。現在、様々な有機機能性分子が導入されているが、有機無機ハイブリッド材料はこれらの分子と親和性が高く、多機能光学素子作製に有用な材料である。本研究では、予め有機無機ハイブリッド薄膜を作製し、我々が開発したキャピラリー電気泳動ドーピング法(CED法)によってローダミン6G(R6G)分子を薄膜中にポストドープした。熱処理時間を変えることでR6G分子の導入され方が大きく変化した。本講演では、CED法による有機無機ハイブリッド薄膜中でのR6G分子の移動とその制御性について報告する。