日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2010年年会講演予稿集
セッションID: 1G20
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pH制御剤としてアミン類を用いたバルクマクロ多孔質シリカゲルおよびシリカガラスの合成
*桑谷 俊伍前花 亮平梶原 浩一金村 聖志
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抄録
我々はこれまで4官能アルコキシシランと水を主成分とする、組成の単純な溶液で有機高分子などの添加物を加えることなく前駆体溶液を相分離させ亀裂の無い多孔質シリカゲルを得る方法を報告してきた。本講演では、この方法の鍵であるpHの中性付近での安定化に塩基性-弱酸性領域間でpKaを変化しうるアミン類が有効であることを示す。 アミン類としてイミダゾール、エチレンジアミンを用いてpHを安定化させたところ共に相分離伴うゲル化反応が確認された。また作製したマクロ多孔質ゲルは容易に乾燥でき、1350℃(ヘリウム雰囲気置換)で焼成することによってシリカガラスが得られた。
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©  日本セラミックス協会 2010
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