日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2010年年会講演予稿集
セッションID: 2B32
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PLD法で作製したMgIn2O4薄膜の熱的安定性
*種村 和幸和田 彰文佐野 真奈美坂元 尚紀符 徳勝篠崎 和夫鈴木 久男脇谷 尚樹
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抄録
MgIn2O4は、可視光領域での透光性と高い電気伝導度を持つことから、スピネル型透明導電性酸化物として知られている。またエピタキシャル成長させたMgIn2O4薄膜上に、スピネルおよびペロブスカイトをエピタキシャル成長させる事が可能である事から、マルチフェロイック薄膜の下部電極としての使用が期待されている。しかしながら、バルクにおいてMgIn2O4は1350 °Cでも安定であるが、薄膜では800 °C以下で部分的に熱分解するという問題点があった。本研究では、Mgを過剰とした組成のターゲットを用いる事により、熱的安定性を向上させたMgIn2O4薄膜の作製に成功したので報告する。
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©  日本セラミックス協会 2010
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