日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2010年年会講演予稿集
セッションID: 2P136
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高効率・省エネルギーを目的としたマイクロ波加熱用発熱壁の開発
*安達 直己立石 賢司伊藤 正剛茨木 靖浩
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抄録
マイクロ波焼成技術は、自己発熱を利用しているため、短時間焼成、選択加熱などの特徴を有している。しかしながら、急速な加熱による焼成は、被焼成体の表面からの放熱によって、内部との温度差が生じ、温度差が緩和できなくなると熱応力により割れが発生する。そこで、核融合研究所と共同で等温断熱壁によるアルミナの均熱焼成を開発した。さらなる高効率で、多種のセラミックス材料のマイクロ波焼成を行う上で、様々なヒートカーブに対応した発熱壁の開発が必要となる。これまでに、アルミナにナトリウムが添加されると発熱速度が急速に上昇する現象を得た。この結果をもとに、本研究はアルミナにナトリウムを添加し、一定の発熱速度を有する発熱壁の作製を試みた。
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©  日本セラミックス協会 2010
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