抄録
La2Ti2O7は,層状ペロブスカイト型構造をもつ化合物であり,紫外光照射下で光触媒特性を示す。これを部分窒化したLaTiO2Nは,可視光に応答する光触媒特性を発現する。本研究では,モリブデン酸塩フラックスから,高品質なLa2Ti2O7結晶を育成した。これまでに,モリブデン酸塩フラックスを用いた育成例はない。フラックスにモリブデン酸塩を用いることで,結晶面の発達した板状La2Ti2O7結晶を育成できた。さらに,フラックス育成したLa2Ti2O7結晶を部分窒化し,LaTiO2N結晶を作製した。その結果,可視光に応答する光触媒となった。