抄録
日本オリジナルの新規高性能シンチレータとしてGd2Si2O7:Ce(GPS)の開発を行っている。当初、Gdの持つ高い中性子捕獲断面積に着目し中性子散乱実験用途向けに開発を始めた。開発途上において発光強度のみならずエネルギー分解能に優れ、潮解性と自己放射能を持たない事から、石油採掘用途やSPECTなどの核医学診断機器等への応用をめざしγ線計測用単結晶へ主軸を移し開発を進めている。現在、TSSG法によりφ1"程度の単結晶合成が再現性良く可能となっており、662keVγ線に対して4.6%のエネルギー分解能とBGO比4.4倍の発光強度が得られている。