抄録
エネルギー大量消費社会が形成された結果、エネルギー資源の枯渇が深刻な問題となっている。また、原子力発電も安全性の問題から今後の普及が懸念されている。そこで、注目されているのが、熱電発電である。しかしながら、現在までに開発された熱電変換材料の多くは、貴重・有害元素を含む合金系材料であるため、実用には適しておらず、高温における酸化や溶融による劣化も大きな課題である。近年、安価でn型熱電特性を示すZnO系酸化物が期待されている。本研究では、液相中でZnO系酸化物を合成し、その試料の熱電特性について検討・報告する予定である。