日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第24回秋季シンポジウム
セッションID: 1A20
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粒子表面の部分溶出による多孔質チタニアの合成
*馬場 司小島 隆上川 直文掛川 一幸
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抄録
本研究では、金属アルコキシドの加水分解により、均一な粒径を有する水和チタニア粒子を合成、得られた粒子表面の重縮合が不十分な部分を選択的に溶出させることにより、多孔性チタニア粒子の調製を試みた。粒子の合成は、ブタノール/アセトニトリル混合溶媒中、アンモニア水を用いてチタンブトキシドを加水分解することにより行った。得られた粒子をエタノールで洗浄したところ、球形粒子の合成に最も適した条件からアンモニアの濃度を20~50%、水の濃度を30~38%にまで減らした条件で粒子表面にマクロ孔を形成することができた。また、アルコキシド濃度またはアンモニア水の濃度を調整することにより、多孔性粒子の粒径を制御することも可能であった。
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©  日本セラミックス協会 2011
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