抄録
高レベル放射性廃棄物の処分方法としてガラス固化後に地層処分することが法律で定められている。しかし、ガラス固化体の耐水性については不明な点が多く、今後これを明らかにするためにガラス構造のより詳細な理解が求められている。我々は分子動力学(MD)法を用いて、ガラス固化体の基本組成を模したNa2O-BO1.5-SiO2系ガラスの構造解析を行ってきたが、未だガラス構造の再現には至っていない。そこでMD法によるガラスの構造解析結果の妥当性について評価するため、粉末X線回折測定によるガラスの構造解析を行った。発表では、これらの手法で導出した2体相関関数と動径分布関数を比較した結果について報告する。