抄録
Liイオン2次電池は携帯機器をはじめ様々な分野に適用されており、LiCoO2は層状酸化物の正極材料として広く知られている。物質の諸特性は結晶方位により異なることが多く、その特性向上のひとつの手法として、特定の結晶方位を優先的に成長させたり並べたりするなどの配向制御が注目されている。我々は、反磁性セラミックス粒子のコロイド分散系に強磁場を印加、成形することにより結晶方位の制御されたセラミックス材料を創製し、種々の特性向上を図る試みを行っている。そこで、我々はLiCoO2の磁気異方性に着目し、強磁場印加コロイドプロセスによりLiCoO2配向体を作製した。また、磁場印加条件を変化させたサンプルを作製し、配向と焼結時の粒成長の関係について検討を行った。