抄録
Aサイト秩序型ペロブスカイト型酸化物ACu3Ti4O12の誘電性について系統的に調べるためにSrCu3Ti4O12やSrをドープしたCaCu3Ti4O12の研究が多くなされているが、通常の固相法で得られた試料にはかなりの量の不純物やカチオン欠損が含まれている。本研究では不純物や欠損の少ない良質な試料を合成し、ACu3Ti4O12の誘電性について詳細を明らかにするために、高圧合成によりSrCu3Ti4O12を合成し、構造と誘電性と磁性について調べた。得られたSrCu3Ti4O12は室温で約100の誘電率および24.5Kで反強磁性転移を示した。