抄録
今日、原料粉末合成技術や焼成工程の進展に伴い、高い透明性を示すガーネット系及びセスキオキサイド系セラミックスが開発され、光学・電子デバイスの分野において注目されている。特に、通常、単結晶の合成が困難な高融点のセスキオキサイド系セラミックスにおいては、高い有効原子番号を有することからγ線やX線用のシンチレーション検出器としての応用に期待されている。本研究では、レーザ結晶や発光材料の発光中心元素として用いられるTm3+やNd3+を微量添加したTm3+: Y2O3及びNd3+:Lu2O3セラミックスについて、無添加のサンプルと比較しながら発光特性を中心とした光学特性や放射線応答について検証する。