抄録
我々はアパタイト単結晶ファイバーとカーボンビーズを用いて三次元連通気孔を持つアパタイトファイバースキャフォルド (AFS) の開発に成功している。さらに、我々はAFSをラジアルフロー型バイオリアクター (RFB) に装填し、ラット骨髄由来間葉系幹細胞 (RBMC) を三次元培養することにより再生培養骨を構築した。本研究では、AFSとRBMCを用いて再構築した再生培養骨内の骨芽細胞の分化におけるRFB内の培地の流速の影響を調査した。流速を1.3 cm3∙min-1に設定した再生培養骨を “bone#1” 、6.3 cm3∙min-1に設定したものを “bone#2” と定義した。bone#2 の培養条件で構築した再生培養骨の単位DNAあたりのALP活性およびOC量は、bone#1のものよりも高かった。この結果は、より速い流速が骨芽細胞の分化を促進することを示している。