抄録
チタニアナノ結晶を含んだメソポーラスシリカを鋳型として、その筒状メソ孔中で、棒状の銀ナノ粒子(銀ナノロッド)を液相法により析出させた。可視光を照射することで、特定の長さ(アスペクト比)を有する銀ナノロッドの表面プラズモン共鳴を励起し、チタニアナノ結晶への電荷移動を誘起することで、銀を解離しアスペクト比を制御した。例えば、鋳型のメソ孔中で析出した様々なアスペクト比を有する銀ナノロッドに対して、650 nm以長の波長を有する光を照射することで、アスペクト比が5以上の銀ナノロッドの表面プラズモン共鳴のみが励起される。表面プラズモン共鳴により励起した電子はチタニアへと移動し、当該銀ナノロッドが解離することで、結果として、アスペクト比が4以下の銀ナノロッドのみが析出した材料が得られる。