抄録
近年、再生医療分野の発展は目覚しく、欠損部を補充するだけであった人工骨はより天然な構造を持つ人工骨へとシフトしてきている。優れた生体親和性を持つハイドロキシアパタイトは人工骨材料として実用化されている材料である。これまでの人工骨は発泡剤や樹脂ビーズを使用し手先制された気孔が均一分布した多孔体であった。本研究では、この気孔径分布をより人工骨に近づけるため、気孔率50から80%の範囲で傾斜している格子構造をCADソフトウエアで設計し、CAMシステムである光造形法を用いて成形を試みた。格子構造は精密に再現でき、この傾斜機能型人工骨は様々な部位に対応できると期待される。