抄録
我々の最近の研究により、有機金属前駆体より調整した金属カチオンドープアモルファスシリカ膜は、500度において特異な水素透過挙動を示すことが明らかになった。しかしながら、高い水素透過率を発現する支配的な構造は詳しく解明されていない。本研究では、有機金属前駆体より得た遷移金属ドープアモルファスシリカをXRD、XPS、DRIFTSテクニックを用いたFT-IRのその場測定により構造を評価した。これらの結果より、遷移金属をドープしたアモルファスシリカは高温雰囲気下において水素との反応が著しく促進され、ノンドープアモルファスシリカよりも反応性が高いことが解明された。