抄録
LaをドープしたSrTiO3において、格子定数の酸素分圧依存性が報告されており、点欠陥との関連性が議論されている1-3)。SrTiO3における点欠陥については、構成元素の化学ポテンシャル依存など複雑な様相を呈することが知られている。そこで本研究では、第一原理計算を用いて、LaSrがSrTiO3中の点欠陥形成に及ぼす影響について第一原理計算を用いて調べた。その結果、大気中での格子膨張はカチオン空孔の形成によるもの、また還元雰囲気中での格子収縮は酸素空孔によるものと分かった。また、La置換によりカチオン空孔形成が促進
される事が分かった。