抄録
材料表面の目的の部位にリン酸カルシウムを形成させる技術は、生体材料の表面改質技術として有用と期待される。発表者らは近年、液相レーザープロセスを利用して、エチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)基材表面の目的の部位のみにリン酸カルシウムを形成させるための技術を開発した。本研究では、既に臨床応用されているポリエチレン(PE)およびポリエチレンテレフタレート(PET)に対して本プロセスの適用を検討した。その結果、PET基材にはリン酸カルシウムを形成させることができたが、PE基材にはできなかった。基材によるレーザー光の吸収性の違いによると考えられた。