抄録
現在、非鉛系圧電体として注目されているタングステンブロンズ型構造を持つ化合物は異常粒成長を起こしやすい欠点を持っている。異常粒成長が生じると微細構造が不均一になり種々の特性低下を招いてしまうため、これらの化合物の実用化にとって異常粒成長制御による微細構造の均一化は必須である。そこで、本研究においてはタングステンブロンズ型構造を持つ化合物の中から形状異方性粒子の得やすいKSr2Nb5O15を選択し、粒径や形状の異なる粉体粒子を添加することによって異常粒成長の進行を制御し微細構造の均一化を試みた。