抄録
私たちは、これまで、ゾル-ゲル法によりZn2GeO4膜を作製し、その光触媒性について報告してきた。今回、同様の方法により、CoをドープしたCoxZn(2-x)GeO4(x = 0.5、1.0、1.5および2.0)着色膜を作製し、紫外-可視吸収スペクトル、粉末X線回折および電界放射型走査電子顕微鏡を用いて評価した。700 oCから1000oCで熱処理したx = 0.5の膜は菱面体晶 Zn2GeO4に結晶化したが、x = 1.0、1.5および2.0の膜は立方晶に結晶化した。また、x = 0.5の膜は滅処理温度によらず青色を呈したが、x = 1.0以上の膜は熱処理温度が高くなるにつれて黄褐色から徐々に青みを帯びていった。このように、Coドープ量と熱処理温度の違いにより、様々に呈色するCoドープZn2GeO4着色膜を作製することに成功した。