抄録
近年、原子・分子の自己組織化を利用したボトムアップアプローチによって作製されるナノ構造体が注目を集めている。結晶成長における成長駆動力の変化に伴う結晶形状の変化は、まさに自己組織化の一種といえる。演者らは、アセチルアセトンを添加した金属アルコキシド溶液をソルボサーマル処理することによって、1‒5μmの結晶性TiO2, ZrO2, TiZrO4球状粒子が作製できることを明らかにしてきた。本研究では、ジルコニウムアルコキシド溶液を原料としたZrO2球状粒子の作製において、前駆溶液組成、ソルボサーマル処理温度、反応時の撹拌条件により、球状粒子の形状およびサイズがどのように変化するかを調査した。