抄録
ランタノイド(Ln)、遷移金属(M)、ゲルマニウムを含む複合酸化物LnM2Ge4O12を合成し、結晶構造と磁気的性質を調べた。粉末X線回折測定、リートベルト解析より、CeMn2Ge4O12とSmMn2Ge4O12は正方晶(空間群P4/nbm)構造で結晶化する一方で、Ln = Eu-Luでは対称性が低下し、単斜晶(空間群P2/n)構造をとることがわかった。また、Ln Fe2Ge4O12(Ln = Gd-Lu)では、すべて正方晶(空間群P4/nbm)構造をとる。M = Mn化合物では7-14 K、Fe化合物では5-22 Kで反強磁性転移を示した。