抄録
近年、大量に廃棄される生ごみや畜産廃棄物が問題となっている。これらが放置されると内部で嫌気性発酵を起こしバイオガスが発生する。バイオガスが大気中に拡散すると地球温暖化やオゾン層の破壊といった悪影響を及ぼすため、適切な回収利用が必要がある。そこで、バイオガスを回収・改質して得た水素・一酸化炭素混合ガスを、固体酸化物燃料電池の燃料として用いることを検討している。しかし、一般的に燃料極として用いられているNi系サーメットに炭素を含む燃料を供給すると、炭素析出が起こり安定な発電ができなくなる。よって、我々は改質バイオガス供給下で炭素析出抑制効果を持つ燃料極について検討した。