抄録
酸化物系の機能性セラミックスには、層状構造を持つものが多く存在する。これらの物質には希少元素を含んでいるものが多く、実用化の際のコストや原料の安定供給に問題がある場合が多い。本研究では希少元素を含まない新たな機能性セラミックスを作製することができないかと考え、同じく層状構造を持つCaFeO2に着目した。CaFeO2.5の水素ガス還元を行った結果、質量減少、常温での磁化率測定により、酸素の欠損が確認された。また、先ほどの磁化率の測定結果と、サイトポテンシャルの計算結果から結晶構造内のO2サイトから酸素が欠損したと考えられる。