日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2011年年会講演予稿集
セッションID: 2P002
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ホットプレス法による層状炭化物Ti3AlC2焼結体の作製
吉田 道之*下間 尊弘尾畑 成造櫻田 修
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抄録
Ti3AlC2の粒子はナノの厚さの平板が積層した層状構造を有しており、その焼結体は高い弾性率、耐酸化性など一般的なセラミックスに見られる性質に加えて、快削性、耐熱衝撃性、損傷許容性などの金属的な性質を有していることがこれまでの研究で明らかにされている。六方晶に分類されるTi3AlC2の結晶粒子の形状は板状であり、その力学特性は異方性を示す。異方性材料は配向制御などマイクロメートルスケールの組織制御によりその特性が著しく向上すると期待される。本研究では、あらかじめ合成したTi3AlC2粉末をホットプレス焼結することで板状粒子が配向した緻密な焼結体の作製を試みた。
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©  日本セラミックス協会 2011
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