日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2011年年会講演予稿集
セッションID: 1D18
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無容器浮遊法で合成した高屈折率Ba1-xCaxTi2O5ガラスの物性
*増野 敦信井上 博之
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抄録
特異なガラス構造,2.1を超える屈折率,高いイオン性を有しているBaTi2O5ガラスについて,Ba2+をCa2+で置換した場合の物性の変化を調べた.Ba1-xCaxTi2O5組成でのガラス化範囲は0 ≤ x ≤ 0.85であった.密度とモル体積はどちらも線形的に減少していることから,ガラス構造に不連続な変化は無いと考えられる.ラマン散乱測定からもガラス構造の連続的な変化が裏付けられた.示差熱分析からガラスの熱特性を評価したところ,xの増大とともにガラスの安定性が上昇することがわかった.また,Ca量の増加とともに,光学バンドギャップの減少,屈折率の増大が見られた.
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©  日本セラミックス協会 2011
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