抄録
近年、バイオマテリアルの生体機能性を高める手法として紫外線照射による光触媒作用が注目され始めており、今後の研究でそのメカニズムやその他の効果について明らかにすることが必要である。本研究では、MAOにより作製したZrO2不膜の表面特性に紫外線照射が及ぼす影響について調べ、紫外線照射活用の可能性について検討することを目的とした。MAOにより作製したZrO2皮膜に紫外線照射を施すと、濡れ性が著しく向上することが明らかとなった。また、紫外線照射後のZrO2皮膜上においては大腸菌の増殖が大幅に抑制されることが確認され、紫外線が抗菌作用を高めることがわかった。