日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2011年年会講演予稿集
セッションID: 1D32
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有機-無機ハイブリッド低融点ホウリン酸塩系ガラスの無溶媒合成
*山本 泰河徳田 陽明正井 博和横尾 俊信
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抄録

環境問題への関心の高まりから、様々な機能性材料の低環境負荷合成法の開発が活発に行われている。特にガラス材料は、その製造過程で1000 ℃以上の溶融プロセスが不可欠であり、新しい合成法による機能性ガラス材料の低温合成法の確立は重要な研究課題の一つである。我々は近年、酸塩基反応やアルコール縮合による低温無溶媒反応を用いた種々の有機-無機ハイブリッド材料を報告している。本研究ではフェニル亜リン酸とアルコキシボラン化合物を無溶媒・無触媒で常温~300 ℃で反応させることにより、有機修飾されたホウリン酸塩系のハイブリッドガラス材料を作製することを目指した。今回は、合成条件による軟化温度、ガラス構造の変化について述べる。

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©  日本セラミックス協会 2011
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