日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2011年年会講演予稿集
セッションID: 3M04
会議情報

酸化物還元法によるマグネシウムシリサイド系熱電複合材料の作製と熱電特性
*谷 淳一高橋 雅也木戸 博康
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
本研究では、Mg2Siと金属酸化物、炭酸塩、水酸化物の反応を利用して、酸化物還元法によりマグネシウムシリサイド系熱電複合材料を作製し、その微細組織、輸送特性および熱電特性について検討を行った。金属酸化物、炭酸塩、水酸化物としてAl2O3、Bi2O3、Sb2O3、La(OH)3、Li2CO3、Ag2O、CuO、 Ga2O3、In2O3、Na2CO3、 Y2O3を用いた。ホール効果測定の結果、その輸送特性は添加物の種類によって大きく変化することが分かった。Al2O3、 Sb2O3、 Bi2O3、 La(OH)3 を添加した場合の熱電無次元性能指数(ZT)の最大値は、それぞれ0.58 (862 K) 、0.68 (864 K) 、0.63 (863 K) 0.06 (865 K)であった。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2011
前の記事 次の記事
feedback
Top