抄録
島根県西部地域で生産される石州瓦の原料の一つとして島根県浜田市金城町一帯に分布する風化花崗岩の利用を検討しており、現行瓦粘土に風化花崗岩を配合した配合粘土の乾燥時の反り特性を評価している。本研究では、風化花崗岩中に含まれる管状のハロイサイトが配合粘土の乾燥時の反りに及ぼす影響について検討した。その結果、現行瓦粘土および風化花崗岩配合粘土では土練機の押出口の位置に依存して反り量が増大し,風化花崗岩配合粘土の方が著しい.他方, ハロイサイト配合粘土では押出口の位置が0mmにおいて他の試験体よりも反り量が大きいものの, 押出口の位置に依存せずほぼ同じ反り量となった.