日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2011年年会講演予稿集
セッションID: 1A27
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スパークプラズマ焼結法を用いたニオブ酸カリウム多孔体セラミックスの作製と圧電評価
*前田 和樹清水 茂仁山下 健太藤井 一郎中島 光一和田 智志鈴木 達黒岩 芳弘
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抄録
現在、応力センサとして、チタン酸ジルコニア鉛(PZT)が使われているが、社会から鉛フリーで高性能、かつ軽量化されたセンサが求められている。そのため、重量(密度)あたりのセンサ性能(圧電g33定数)を向上させる必要がある。そこで、強誘電体の中で最も密度(ρ)が小さく、キュリー温度(Tc)が430℃と高いニオブ酸カリウム(KNbO3, KN)に着目をした。また、これまでカーボンブラック(CB)、チタン酸バリウム(BaTiO3,BT)を用いたKNの多孔質化の研究が報告されているが、大気中の焼結では気孔率が30%までしか制御されておらず、さらなる改良が必要であった。そこで、本研究ではスパークプラズマ焼結法(SPS法)を用いて、気孔率の上昇およびg33のさらなる向上を目的とし、KN多孔体セラミックスの作製について検討を行った。
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©  日本セラミックス協会 2011
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