日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2012年年会講演予稿集
セッションID: 1L34
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溶液プロセスによるポリエーテルエーテルケトン基板上へのアパタイト膜の形成およびイノシトールリン酸による銀イオンの固定化
*柿沼 祐亮石井 賢石濱 寛子戸山 芳昭松本 守雄相澤 守
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抄録
我々はこれまでに生体内に類似した環境下で純チタン上に水酸アパタイト (HAp) をコーティングし、その表面にイノシトールリン酸 (IP6) を修飾し、そのIP6のキレート能を用いて銀イオンを固定化させることにより「抗菌性チタンインプラント」を開発することに成功している。本研究では、基板を整形外科領域で注目されているポリエーテルエーテルケトン (PEEK) に変え、同様なコーティングプロセスを用いて銀イオンを担持させたので、その材料特性に関する結果を報告する。得られた試験片の材料特性は粉末X線回折法 (XRD) 、走査型電子顕微鏡 (SEM) 、エネルギー分散型X線分析 (EDX) 、X線光電子分光法 (XPS) などを用いて調べ、誘導結合プラズマ発光分光分析 (ICP) により銀の定量を行った。
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©  日本セラミックス協会 2012
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