抄録
Ti-Al-C系複合炭化物の中で、Ti3AlC2はCTi6層とAl層が交互に積層した結晶構造であり、結晶内に金属結合をもつため金属とセラミックスの性質を併せ持つ特異な材料であることが、これまでの研究で明らかにされている。これまでに報告されているTi3AlC2焼結体の作製方法は、熱間静水圧成形(HIP)やホットプレスなどに限られており、これらの方法では複雑形状や大型部材の作製が困難である。そこで本研究は、従来の乾式法と比較して大型化や複雑形状の部材の作製が容易な鋳込み成形によりTi3AlC2焼結体の作製を試みた。