日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2012年年会講演予稿集
セッションID: 1P056
会議情報
CeO2:Sm3+薄膜の酸化還元反応による蛍光スウィッチング
*金子 奈津美藤原 忍
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
 蛍光体は,外部から吸収したエネルギーを発光という形で放出する材料である.蛍光体はおもに照明やディスプレイ用途として取り扱われてきた.これに対し,近年は外場の環境を変化させ,物理的・化学的相互作用により発光特性を制御することで,蛍光体をスマート材料として利用しようという試みがなされている.そこで本研究では,酸化還元反応により,CeO2:Sm3+の蛍光特性を制御し,蛍光明滅スイッチング材料として評価した.ゾル-ゲル法によりCeO2:Sm3+薄膜を作製して酸化還元反応を行い,その発光特性を調査したところ,繰り返しての蛍光明滅を観測することができた.
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2012
前の記事 次の記事
feedback
Top