抄録
放射性廃棄物ガラスの溶融状態における熱・物質移動計算において、密度は重要な物性値である。本研究では模擬放射性廃棄物ガラスとメルトの密度を室温から1573Kの範囲で測定し、温度依存性と廃棄物酸化物の含有量に対する変化を調べた。模擬廃棄物酸化物の含有量が約12wt%と約14wt%のガラスを試料とした。室温密度をアルキメデス法で測定し、線膨張係数をTMAで求め、合わせてガラス転移温度までの密度を算出した。1083K-1273KではNaClを用いたアルキメデス法,1273-1573Kではアルキメデス二球法でメルトの密度を測定した。廃棄物酸化物の増加に対しメルトの密度は増加することが分かった。密度をモル体積に換算するとモル体積は温度の対数に対しては比例することが判明した。