抄録
母体材料としてこのBa3Si6O12N2に注目し、Si/Ba比の最適化を行った。また、Baサイトの一部をSrをはじめとするイオン半径の異なる金属で置換することで生じる構造の変化と発光特性の変化についても調査した。
Si/Ba=2~4のすべての試料でBa3Si6O12N2相が生成したが、Si/Ba=2の試料では、不純物相としてBa3Si6O9N4相も確認できた。発光スペクトルからSi/Ba比を変化させても発光波長は522nm付近でほとんど変化せず、Si/Ba=2.5のとき発光強度が最大となった。また、それぞれのSi/Ba比においてSrドープ量を増加させていくと、Si/Ba=2.5のときSr=40%、Si/Ba=3のときSr=60%、Si/Ba=3.5のときSr=50%で不純物相が生じた。以上から、金属置換を行う場合は、Si/Ba=3が適当であると考えられる。