日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2012年年会講演予稿集
セッションID: 1P075
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ゾル-ゲル法を用いたBaO-ZrO2-SiO2系ガラスの構造調査
*山下 翔寛岩崎 謙一郎井原 梨恵高橋 儀宏藤原 巧
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抄録
本研究室では青色発光・残光を示す新規蛍光材料としてBaZrSi3O9結晶を報告している。また、ZnO-GeO2系ガラスなどにおいて結晶化ガラスを用いた希土類フリー蛍光体の作製に成功している。BaO-ZrO2-SiO2系ガラスは1600°C付近の高温で溶融を行う必要があり、かつ組成比がBaO:ZrO2:SiO2=1:1:3(モル比)のガラスはガラス化範囲の端に位置していることから溶融急冷法では作製が困難である。一方、ゾル-ゲル法は低温合成および通常では作製困難なガラスの作製が可能であるという利点がある。本研究ではゾル-ゲル法を用いてBaO-ZrO2-SiO2系ガラスを作製し、その構造についてX線回折(XRD)およびラマン分光法を用いて調査を行ったので報告する。
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©  日本セラミックス協会 2012
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