抄録
宇宙研究開発機構(JAXA)が研究・開発を進めている宇宙太陽光利用システム(SSPS:Space Solar Power System)は、太陽エネルギーをレーザーもしくはマイクロ波に変換し、静止軌道上から地上または月探索プラットフォームなどに伝送するエネルギーシステムである。実現には宇宙放射線に耐えうる、より過酷な環境での使用に耐える波長選択膜の必要性が高まっている。本発表では、各種材料の耐放射線特性を評価し、有効な材料の組み合わせを明らかにし、屈折率傾斜積層構造をもつ波長選択膜の設計・製作を行った結果を述べる。