日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2012年年会講演予稿集
セッションID: 1P093
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ゴム系マトリックスを用いた応力発光体による大ひずみセンサの開発
*張 琳徐 超男上野 直広張 エン李 シンシュ山田 浩志
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キーワード: 応力発光, 大歪み
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抄録
我々は、微小な力学的エネルギーにより発光が励起される新規な発光材料であるー応力発光材料を開発し、計測技術への展開を図っている。今まで、代表的な応力発光材料SrAlO : Eu2+ をエポキシ樹脂に均一分散させ、フィルムセンサの作成に成功した。このセンサを計測対象物に接着して発光を調べれば、その面分布から構造体の動的な応力分布が可視化され、表面はもとより内部に存在する構造欠陥、亀裂、破壊の現状や進行方向を瞬時に把握することができる。しかし、使用されたエポキシ樹脂の脆性により、数パーセントの歪みまでしが計測できなかった。本研究では、ゴムの柔軟性を活かし、マトリックス材料として導入することにより、13%を超える歪みまでの測定できた。
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©  日本セラミックス協会 2012
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