抄録
これまでに、活性不安定な酵素をメソポーラスシリカ(MPS)に固定化することで、有機溶媒やpHに対する耐久性を向上できることを報告した。しかし、熱に低耐性な酵素(ホルムアルテ゛ヒト゛脱水素酵素 : FDH)を固定化した場合、耐熱性の向上は確認できなかった。シリカが熱を伝導することにより、熱エネルギーが固定化された酵素に伝わり、活性を低下させたと考えた。そこで、低熱伝導性のジルコニアに着目した。本研究では孔径サイズがナノ単位で制御されたメソポーラスジルコニア(MPZ)を合成し、酵素固定化を行い熱安定性について検討を加えた。